先生、おしえて!摂食障害⑥
摂食障害の相談を専門とする
中村このゆ先生(当カウンセリングルーム所属)に
「摂食障害とカウンセリング」をテーマにお話を聞きました。
丁寧にお話いただいた内容をシリーズでお届けします。
今回は第6回目です。
中村このゆ先生 プロフィール
臨床心理士・公認心理師・追手門学院大学名誉教授
心理臨床を始めた1970年代から主に摂食障害の臨床/研究に関わり、論文/著書も多数。
おすすめの本は「まっ、いっか!摂食障害-当事者のまなざしから-」(晃洋書房)など。
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Q:摂食障害に悩んでいる場合、どこに、どのように相談に行くと良いでしょうか。
中村先生:確かな専門性とノウハウがある機関に相談されることをお勧めします。生命の危機が迫っているか判断し、緊急対応が必要な状態かどうか把握できる、という点も重要です。
Q:友人が摂食障害だと思います。友達として、私にできることはありますか?
中村先生:
相談機関があるんだよ、と教えてあげることです。
「私が相談にのるよ」ではなく専門家へつながるように働きかけることが望ましいと思います。どんなふうに声をかけると良いのか、ご友人との関係性やその時の調子にもよるため、「こういう関わり方なら間違いない」と示すことは控えたいのですが、あなた自身があまり背負い込まずにいてほしいなと思います。
「友人を絶対に病院に連れて行ってあげなければならない」と強く思っても、その思いの通りに事が運ぶばかりではありません。
心がほぐれる時間を共にする友人でい続ける、これで充分なのではと思います。
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中村先生の優しくユーモアのある語りをもっとお読みになりたい方は、
こちらもおすすめです。
地域支援心理研究センター2014年度公開講座(第3回)2015.2.14
摂食障害-当事者の視点から-
講師:追手門学院大学心理学部 中村このゆ より
https://www.otemon.ac.jp/var/rev0/0000/5458/11789162341.pdf
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大阪駅・梅田駅徒歩10分、地下鉄中津駅すぐ
大阪中津臨床心理カウンセリング
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