性犯罪・性加害⑧
※性犯罪について少しずつお話します。
いっぱい話すと読んでくださる方にご負担かもしれないので、少しずつ。
今回は、
何をきっかけに性犯罪をするようになってしまったのか
という点をお話します。
ここで紹介することが全てではないけれど、
人はこんなにも簡単に一線を超えてしまうものなのか・・・
どうすれば、なにがあれば、せずにいられたのか・・・
考えてみるきっかけになればと思います。
再犯防止のためには、
初めて犯罪をしてしまった時どんな状況・心境だったのか
を振り返ることも欠かせません。
こうやって振り返り、気づき、内省することで
性犯罪・性加害を「我慢する」ではなく、
「性犯罪・性加害をする必要のない人生」を送ってほしいのです。
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例えば下記のようなきっかけの振り返りがあります。(ごく一例です)
・以前からマスターベーション時に加害描写のある動画を好んで視聴していた。次第に、自分も同じようにやってみたい、同じようにやれる、と思うようになった。
・満員電車に乗る機会があり、偶然、女性の身体に手が触れた。そこで得た高揚感や背徳感が忘れられなくなり、偶然をよそおって女性に近づくようになった。
・仕事で失敗ばかり続き、苛立っていた。むしゃくしゃした気持ちで夜道を歩きながら、通りすがりの女性を触って逃げた。久しぶりに成功体験をした気がした。
・いろんなことが順調だった。何もかも自分の思い通りになるような、万能感があった。ちょっとくらいなら悪いことをしてもバレない、という自信に満ちていた。
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誰しも好んでいるものがあったり、満員電車に乗る機会があったり、
失敗で苛立つ日もあれば、いいことがあってなんだか調子にのっちゃう日もある
と思います。
でもだからと言って、犯罪をしていい理由にはなりませんし、
どんな状況であろうと犯罪をしない人の方がほとんどです。
小さなきっかけが重なり合い、
最後の一押しとなる何かによって実行に至ってしまうと考えられます。
「あの時、自分がどうしていれば犯罪をせずにいられたのか」
「犯罪をしようとする自分に、今の自分なら何と声をかけるか」
と振り返ってみてはいかがでしょうか。
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大阪駅・梅田駅徒歩10分、地下鉄中津駅すぐ
大阪中津臨床心理カウンセリング
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