ハイチュウ先生
仕事の休憩中、
同僚から「ひとつぶドウゾ!」と
ハイチュウをもらった日のこと。
「ありがと!いただきま〜す!」の前に、
見つけちゃいました、とても素敵なメッセージ。
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もうひと粒しかないではなく
まだひと粒ある で考えよう
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ハイチュウの包み紙にかかれていました。
これは、心理学の中でかなりよく用いられる例の一つです。
■コップちょうど半分の量の水があります■
「もう半分しかない?」「まだ半分もある?」
「水がもう半分しかない」→あーあ、さっきいっぱい飲んで後悔。ちびちび飲も。
「水がまだ半分もある」→やった〜!半分もある!ぐびぐび飲めるぞー!
■試験時間終了の5分前■
「もう5分しかない?」「まだ5分もある?」
「時間がもう5分しかない」→やばい、急げ急げ。えーっと。うわー。汗汗
「まだ5分もある」→よし、よく考えて答えよう。見直しもしよう。
というように
捉え方ひとつで、気分も行動も変わるという例です。
ハイチュウも同じく
「もうひと粒しかない」「まだひと粒ある」どう捉えるかで
「あーあ、がっかり、もう残りひとつしかない・・・(しょぼん)」
「よっしゃー!!まだひとつあったー!大事に食べよー!!(喜)」
という違いがありますね。
「もう〜しかない」と捉えるから慎重になったり
「まだ〜もある」と捉えるから大胆になったりするように、
必ずしも「まだ〜もある」がポジティブで勝ち!なわけではありません。
どちらが正しい・エライ、ではなく
気分や行動を変えたいなら、まずは捉え方を少し変えるといいよ
という例でもあります。
とてもよく知られている例ですが、
ハイチュウの包み紙にどのように採用されたのか気になり
森永製菓株式会社様に問い合わせてみました。
Q:短いながらもとても大事な気づきをくれるメッセージに感動しました。
どのような思いで言葉を選び、届けてくださっているのですか?
== 森永製菓さまからの回答 ==
A:
食べるときに、メッセージを見て
少しでも楽しんでもらったり、
元気になってもらいたい
という気持ちを込めて
個包装に記載しました。
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今ある様々な職業が今後AIに取って代わるのではと言われていますが、
私(カウンセラー/臨床心理士/公認心理師)は将来、
ハイチュウに取って代わられてしまうのではと思いました。
いやいや、負けてられません。
ハイチュウにはできないことを、励みますよー!
森永製菓様、お忙しい中ご回答くださり、ありがとうございました。
掲載協力:森永製菓株式会社 様(https://www.morinaga.co.jp/hi-chew/)
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大阪駅・梅田駅徒歩10分、地下鉄中津駅すぐ
大阪中津臨床心理カウンセリング
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