心理士あるある 言いたい
今回は、“心理士あるある” 言わせてください。
さっそくですが、私たち心理士(臨床心理士・公認心理師)をはじめ、
様々な“〜カウンセラー”、“こころの専門家” の「あるある」堂々1位(?)は・・・
/目の前の人を見ただけで今その人が何を考えているか分かる!\
です。
例えば心理士が合コンで自己紹介した時、これはかなりの確率で言われます。
でも・・・
/ごめんなさーい、分かりませーーーん!\
私たち心理士は、こころの専門家です。
少なくとも大阪中津臨床心理カウンセリングに所属するメンバーは全員、
大学院を修了し、臨床心理士試験・公認心理師試験をクリアした
本気の専門家です。
でも、透視力または超能力を持った者は、在籍しておりません。
ご期待に添えず、申し訳ない限りです。
* * *
心理士あるあるに表現される通り、
「何も話さなくても何でも分かってくれる人」というより
むしろ、
「何も話さなくても気持ちを読み取れる人」と勘違いされがちです。
このような捉え方は、期待が込められているのか、
どこか恐れられているのかもしれませんが、
私たちは、クライアントの皆さんにお話いただいてこそ、
その背景にあるもっと奥深いところを見出していくプロです。
もちろん、「言葉にならない」「言葉にできない」「言葉にしない」
という背景にある意味や意義を解釈していくことはあります。
でも、目の前の人の頭の中すべてを
まるで透視かのように掴んでいる心理士は、いません。
* * *
“心理士あるある”に限らず、世の中にはいろいろな“あるある”がありますね。
“〇〇あるある”は、ユニークな側面が強調されるように思います。
一方で、「〜であるべき」「〜であってこそ〇〇だ」という意味に発展しやすい
という少し危うい面もあるのではないでしょうか。
例えば、
“長男あるある” “お母さんあるある” “社長あるある” などが、
「長男は普通〜である」
「お母さんなら〜であるべき」
「社長とは〜でなければならない」
と変化して、固定観念のように認識されていく場合があります。
どのような物事にも、ある程度の固定観念・固定概念はあるでしょう。
でも、それがあなたを苦しめているかもしれません。
「私は家庭環境が〜だったから〜に違いない」
「私はお母さんだから〜でなければならない」
「私は社長だから絶対に〜をしてはいけない」
などなど・・・
これらを常に意識して生活するのは、時に窮屈で苦痛感を伴うものです。
もし、あなたが「〜であるべき」「〜でなければならない」と頑なに抱く
信念のような、でもちょっとそれが苦しみを生んでいるような何かがあれば、
ぜひ、お話をお聞かせください。
透視できない心理士が、お話をじっくりうかがいながら、
あなたが何に苦しみ、その苦しみがどこから来ていて、
どうやったら少しずつ楽になっていけるか、一緒に考えます。
心理士なら黙ってても全部読み取れよ!と思われるかもしれません。
お気持ちは、よーく分かります。
「ぜーんぶ分かるものならなぁ」と、私だってちょっと思います。
でも、人に話す・人に聞いてもらう、この過程にも意味があります。
私たちは、あなたのどんな話もお聞きします。
聞くことしか出来ないんです。
聞いて、そして一緒に考えるので、まずは頼ってみてほしいです。
よろしければ、いえ、ぜひ、大阪中津臨床心理カウンセリングをご活用ください。
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